『ブランド』と聞いて、この「BVLGARI」の名前を知らない人はいないでしょう。

アパレル、アイテム、香水まで、ハイセンスな製品を世に送り続けるブランド”ブルガリ”は、1884年、イタリアのローマで誕生しました。

そしてその時、ローマのヴィオシスティーナという街に構えた店舗が、現在でもブルガリの本店とされています。

創業者の名は”ソティリオ・ブルガリ”。
ソティリオの一家は代々、銀細工師の仕事をしており、ローマで始めた商いは、元は銀細工を承るというものでした。
また、彼の手掛けるシルバーのオーナメントは当時よりかなり評判の高い品物であったといわれています。

出典:http://luxus.welt.de

 

その後の1934年、ソティリオが死去。ブルガリは二人の息子”コンスタンティノ”と”ジョルジョ”に受け継がれました。

そして、それまでは宝飾店だったブルガリが、総合的なファッションブランドとして世界へと羽ばたいてゆくことになるのです。
店舗は、パリやニューヨークにも進出しました。

1940年頃より、時計の開発には着手していたといわれています。
公式には1977年、今現在でも圧倒的な人気を誇る時計『ブルガリ・ブルガリ』を発表。

 

それからブランドは、孫の代へと引き継がれます。

ソティリオの孫である”パオロ”と”ニコラ”の兄弟が、それぞれ会長、副会長へと就任。
CEOには、二人の甥にあたる”フランチェスコ・トラパーニ”が就任。
企業は更なる躍進を遂げてゆきます。

1990年代になると、こちらもブルガリのイメージの代表格となる、香水を発表。
スイス国内に”ブルガリ・パルファム社”を設立し、『オ・パフメ』、『ブルガリシリーズ』、そしてメンズ部門でも『プールオム』と、人気のシリーズを次々に発売。
香水の世界においても、ブルガリは素晴らしいクオリティを発揮し、高い評価を得ました。

アクセサリはもちろんのこと、時計、そして香水までが、ブルガリというブランドのイメージであり、またどのアイテムにおいてもハイクラスの象徴とされています。
現在では、コスメ部門や、またスポーツのジャンルにおいても様々なコラボを行なったりと、ブランドやアイテムの乱立する現代でも、その名を輝かせ続けています。