ファッションブランドといえば、イタリアやフランスなどのヨーロッパ先進国を思い浮かべる方がほとんどでしょう。
ですがアメリカにも世界に名立たるブランドはいくつも存在します。
“マイケル・コース”もその一つです。
実用性に優れながらも、デザイン性も高い製品は、アメリカのみならず世界で高い評価を得ています。

ブランドは、チーフデザイナーである”マイケル・コース”の名を冠したブランドです。

マイケルは1959年、ニューヨークで生まれました。
ニューヨーク州立ファッション工科大学でデザインを学び、1981年に自身のブランド”マイケル・コース”をスタートさせます。

1983年には、第1回アメリカン・オリジナル・アウォードを受賞。

1985年にはELLE/キャデラック・ファッション優秀賞を受賞。

1998年から2005年までは”セリーヌ”のクリエイティブディレクターも務め、ブランドの飛躍に貢献。
またこの時期にはブランドを通じて、”グウィネス・パルトロー”や”ケイト・ブランシェットなど数多くのセレブの衣装も手掛けました。

自身のブランドを持ちながらも、他ブランドにも関わり、ファッション業界全体へのボーダーレスな姿勢も見せるマイケル。

それに自身ブランドも系列ラインをいくつも設立。
主に婦人服を取り扱う”マイケル・コース・マイケル”と、靴やデニムを取り扱う”コース・マイケル・コース”などの他、メンズやアクセサリのラインもあり、現在も毎シーズン、新製品を発表しています。

 

名前からも見られるように、マイケルはブランドネーミングに自身の名前を多く用い、それぞれのラインに明確な区分けなどしていません。
コレクション発表の際も全てのラインの新作を同時に披露しています。

 

ニューヨーク生まれの彼のデザインは”シティ派”とも呼ばれ、伝統ある他のハイブランドよりは庶民的なイメージを持たれています。
多くのセレブに愛用されながらも、どこか偉ぶらない、親近感のあるブランドイメージはまさに現代の世へマッチしているといえるでしょう。

 

Image Credit:http://motto.time.com/4194726/michael-kors-fashion-uniforms/