2000年代より現在まで、イギリスのファッション業界をリードするデザイナー”クリストファー・ベイリー”。
彼の打ち出す戦略、作り出すデザイン、そして何よりアクティブで革新的な姿勢は、伝統あるブランドたちを時代の変わった今でも羽ばたかせ続けています。
“グッチ”、”バーバリー”での活躍は、歴史に残る功績だったといえるでしょう。

 

クリストファーは、1971年、イギリスのヨークシャー地方で生まれました。
この地方には言葉に訛りがあることでも知られますが、彼はその明るい人柄から臆さずに話し、広く好感を持たれています。
“ウェストミンスター大学”(ファッションデザイン学科)を卒業後は、世界でも名高い名門美術大学”ロイヤル・カレッジ・オブ・アート”を卒業。
この後、ニューヨークへ渡り、有名ブランド”ダナ・キャラン”のアトリエで本格的にキャリアをスタートさせました。

 

1996年には、当時あの”トム・フォード”が率いていた老舗ブランド”グッチ”に就職。
レディース部門のデザイナーとして起用されました。
思えば、クリストファーのシンプルながらに輝かしいキャリアは、ここから本当の意味でスタートしたといって良いでしょう。

 

2001年には、”バーバリー”に移ります。
彼の手腕は評価され、2009年にはクリエイティブディレクターから、チーフ・クリエイティブオフィサー(CCO)という役職を任されました。
そして、クリストファーは2017年末、バーバリーの公式HPにおいて、長年勤めてきたブランドを去ることを発表。
期間は2018年3月までですが、2018年末まではサポート業務をこなす予定としています。

 

“クリストファー・ベイリー”は間違いなく、イギリスを代表するファッションデザイナー、オフィサーです。
彼のキャリアは箇条書きにしてみればとても短く、ニューヨーク時代、グッチ、バーバリー、この三行ほどで現在まで完結してしまいます。
ですが、そのどれもが熱く、輝き、大きな評価を得てきたことは知られています。
そして、まだ40代のクリストファーはまだまだこれから輝かしいキャリアを積み上げてゆくことは明確でしょう。

 

Image Credit: realbusiness
https://realbusiness.co.uk/current-affairs/2014/05/13/why-the-sexuality-of-new-burberry-ceo-christopher-bailey-matters/